2005-01-01から1年間の記事一覧

古代からの葬式の方法

風葬 遺体を地面や洞窟に投げ、さらすことで獣に食べられる。 土葬 遺体を土に埋める。 鳥葬 遺体を木から下げたり専用の高い塔の上に置き鳥に食べられる 水葬 遺体を海や川に流す。 火葬 遺体を燃やす。 食葬 遺体を集団で食べる。・昔の総墓制では、その人…

古代都市チャタル・ヒュユク

紀元前7000年、コンヤ高原の川の流れに沿って都市が生み出された。まだメソポタミア文明もエジプト文明も開化していなかった頃の都市で人口は、推定で6000人を超えていたといわれている。1961年この地 チャタル・ヒュユクの発掘が開始された。時…

首狩族の蛮行

現在のトルコ中央部の遺跡で、老若男女を問わず喉を切り裂かれ首や手足ををねじ曲げられた何体もの白骨体が見つかった。歴史書には何の記述もないこの惨劇は何なのか。考古学者はヨーロッパで悪名高い、血に飢えたケルト人の蛮行ではと考えている。しかし、…

松本清張 酒船石の考察

ミステリー作家 松本清張は著書「ペルセポリスから飛鳥へ」の中で この酒船石について 飛鳥地方に移住してきたイラン人が薬酒を造る際の用いた道具ではないかと書いている。また彼の実験の結果および考察は次の通りである。酒船石の東側(櫛形)に水を満たす…

酒船石

怪石群で有名な奈良明日香村の酒船石は、飛鳥神社に残されている。この巨石は花崗岩で長さ3.5m 最大幅2.3m 欠けた部分を復元すれば元の重さは、推定50トンはあったものと思われる。酒船石の底部には自然の砂利質土を固めた台石が傾斜の狂うのを防いでいる…

有害物質

・エデト酸 ぜんそく、皮膚発疹などのアレルギー症状 摂取されるとカルシウム欠乏症 血圧降下、腎障害。 ・サリチル酸 皮膚吸収で 発疹などのアレルギー症状を起こす。角膜剥離。飲み下すと嘔吐、下痢、腹痛、食欲減退、興奮、神経失調。死に至る場合もある…

人間やめますか?幻覚剤

・LSD 1943年 スイスの製薬会社サンドス社のアルバート・ホフマン博士は 麦角菌のアルカロイドの研究中 この合成物質を誤って飲んでしまった。ホフマンは、強い酒をあおったような気分と軽い全身の痺れ感に襲われ傍らのソファーに身を横たえる。すると目の前…

毒 幻想・幻聴

マタイ福音書24-30「良い麦と毒麦」 「ある人が自分の畑に『良い種』を蒔いた。 だが眠っている間に、敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。 麦が芽生え、やがて実ったとき、毒麦も現われた。 その畑の僕たちは、主人の所に来て言った。『ご主人さま。畑には…

毒薬

・砒素窒素系元素の一つで鶏冠石・硫砒鉄鋼に含有され分離も容易であったことから砒素は 歴史上最も多く悪用された毒薬である。1676年マリー・ドブランヴィリエ公爵夫人は 情夫ゴーダンと共謀して 父親と二人の兄、夫の公爵 さらには自分の娘までも毒殺…

毒 近代以前のヨーロッパでは、医術 医薬が魔術と深い関係を持っていた。これら聖なる「医薬」と対照的に「毒薬」の存在がある。特に黒魔術を操る魔女の作り出す薬は「毒」とみなされ ことさら恐れられた。アフリカの部族社会の呪術師たちやヴードゥー教司祭…

生物学者 パウル・カメラー

彼は偶然の一致に興味を持ち20年間に渡り膨大なデーターを収集した。1919年出版の著書「連続性の法則」には100例が記されている。カメラーは、我々の周囲でも頻繁に起こっていることであり一見して些細な偶然の一致ではあるが これら事例から「連続性」の概…

偶然の一致

・ジョンベネ事件 自宅の地下室で変死体として発見されていた ジョンベネットのこの事件を、近所に住むマクレイノルズ婦人が予測していた。1976年彼女の娘が誘拐された。運良く娘は戻ってきたが このとき刺激を受けた劇作家である彼女が世間に発表した戯曲は…

シンクロニシティ(非オカルト)

・共時性の宇宙観 ・<時間の科学:共時性秩序>時間の放射状母体を説明する高度な内容を含んだ、四次元の時間を証明する箱入りのボード・ゲームです。マヤの暦を時間という観点から再構築したこの教材は、SF的な物語の中で、西暦2013年の時間船地球の出航を…

ソーマ

この極めて重要な魔術的儀式の中で唱えるソーマとは一体であるか? 研究者の多くは 長きに渡り「ソーマ」を宇宙樹として考えてきた。またシャーマンの樹であるカバノキから圧搾された飲み物だとも考えていた。シベリアの神話の中で広く伝播している民間伝承…

我らが心中に飲まれたる『ソーマ』よ

我はソーマを飲めり 我らは不死となれり 我らは光明に達したり 我らは神々を見出せリ 今は 敵意我に何をかなし得ん。 人々の悪意何をかなし得ん。不死なるソーマよ。切りい出だされし火の如く 我を燃え立たしめよ。 我らを輝かしめよ。 我らをさらに幸福なら…

反社会的な倫理規範(三昧耶)仏教タントリズムの思想的な精髄

タントラ密教では,人間の「欲望の積極的肯定」の思想をより鮮明することで欲望のもつ人間の生に基づく根源的なエネルギーを抑制することなく表面化させ日常生活や宗教実践の中で積極的に活用する方法を具体的に提示する。「密教一般」の絶対的実在の体・相…

一切如来金剛最上秘密大教王経

タントリズム 曼荼羅製作 護摩 観想 飲食 歌舞 性ヨーガ 供犠 丸薬製造 施食 古代インド人の間で古くから伝わる 民間信仰 占術 巫術 祭式 儀礼 医学 薬学 天文学 錬金術などの化学、また日常の規範など包括する法律でもあった太古以来のインドタントラは、民…

他界観

【仏教】 日本での他界観は 仏教の六道輪廻が一般的である。転生を繰り返しながら現世を生き 来世もまた六道の世界のいずれかに生まれ変わるのである。生まれ変わる世界は 現世の所業によって決定される。輪廻の六道は 全て苦行の世であり呪縛からは、逃れら…

死後の世界

地獄って?「嘘を吐くと地獄の閻魔様に舌を抜かれるよ。」 「舌を抜かれると どうなるの?」 「お喋りが出来なくなるのさ」 「じゃぁ もう嘘はつけなくなるんだね。」 「嘘どこころか 言い訳も 痛いって言葉も言えなくなるんだよ。」 「地獄って何処にあるの…

ドルイド僧の魔術

ギリシアの哲学者ディオ・クリソストモスは、ヒンドゥー教のバラモン、ペルシアのマギ、そしてエジプトの司祭と同等のものと見ている。オカルト主義者ルイス・スペンスなどの著述家によってドルイド僧はシャーマンであるとの論説を出している。ドルイド僧に…

ドルイド僧の衰退

ケルト人は、ピュタゴラスの転生信仰のように魂の不死性と死後の生を信じていた。その証拠に死者に手紙を書いたり金銭を前貸ししたり死者はその所有物全てとともに火葬にされるが親類縁者は火葬されている火の中に飛び込み 遺体をその腕に抱いたとも云われて…

ドルイド僧ケルト民族は 紀元前5世紀までにガリア・ブリテン・アイルランド ヨーロッパ・小アジア・バルカン半島へ広がりをみせた民族でその気性の激しさから「野蛮な民族」と恐れられていた。ドルイド僧は それらケルト民族の高位の司祭であり「ドルイド」…

三本の樹

天使ミカエルは セトを楽園に誘う。そこでセトが観たものは、樹皮の剥がれ落ちた一本の樹木。 それから恐ろしい蛇が絡みついた樹の根に身体を刺しぬかれた兄のカインのもがき苦しむ姿。そして最後に梢が天にまで達し根は地獄の底にまで広がっている大木をみ…

十字架の樹

磔用の十字架は、4つの異なる木材が使用された。 レバノンスギ イトスギ ヤシ オリーブである。それぞれの樹木には、固有の意味とそれにまつわる言い伝えがある。レバノンスギには、不死性、イトスギは喪を象徴し ナツメヤシには 復活性、オリーブには その…

失楽園

エデンには 二本の樹木があった。一方は 神に許可された「実」をつける木であり もう片方は 禁断の実をつける木であった。聖書では この樹木の種類については書かれていない。我々が知るところでは 禁断の実を食べたアダムとエバがイチジクの葉で身体の一部…

主イエスが磔にされた十字架の樹

聖書によると 神の子イエスが贖罪の捧げものとして磔にされることで 人類が贖われる事となったわけですが、磔用の十字架の樹が あらかじめ予定されていたとしたら?キリストが傷を負った身体で長い道のりを背負った大きな十字架は、ゴルゴダの丘の上に立てら…

アグリッパ AGRIPPA

アグリッパ AGRIPPA (1486〜1535) アグリッパが古今の哲学書、宗教書、オカルト文献を博捜し東西の魔術思想をまとめ上げたのが「オカルト哲学」三部作である。アグリッパの基本思想となるものは、三層の世界であった。 元素的世界 天界的世界 叡知的世界 全…

エゾテリスム(秘儀伝授)前書き

美女と野獣 昔々とある森のお城にたいそう我儘で偏屈で臍曲りの王子様が住んでいました。その晩は 北風がピューピューと吹き荒れ おまけに夕刻から降り出した雨は 段々と雨あしが強くなる一方。森の動物たちは、先ほど一斉に向こうの丘に避難していきました…

コトン・メイザー

1640年代、ニューイングランドでは ウィッチクラフト(妖術)に関する訴訟が相次いで起こる。 セイレムの魔女裁判において悪い意味で中心的役割を担った"コトン・メイザー"は、飲酒 舞踏、呪い(まじない)自然災害や地獄と言った「闇」に強く関心を抱いてい…

http://japan.discovery.com/ 放送日:5月30日(月)〜6月3日(金) 21:00〜22:00 再放送:翌日5:00/13:00、翌週月曜〜金曜1:00 リドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム主演作『キングダム・オブ・ヘブン』は、12世紀のフランスとエルサレムを舞台に…