酒船石

mminazuki2005-07-13

怪石群で有名な奈良明日香村の酒船石は、飛鳥神社に残されている。この巨石は花崗岩で長さ3.5m 最大幅2.3m 欠けた部分を復元すれば元の重さは、推定50トンはあったものと思われる。酒船石の底部には自然の砂利質土を固めた台石が傾斜の狂うのを防いでいる。この石の利用法として、古代天文台 菜種からの精油摘出説 水の流れによる水占い説、動物の血液を流しての占い説 薬物調理台 酒造説等があげられている。諸説あるものの研究者の多くは 酒船石の窪みは、ある種の水溶性のものを沈殿作用を利用し選別する道具であったとの意見で一致している。