地球空洞説

地球空洞説 
気象庁からちょっと拝借してきました地球内部構造(簡略)図ですが

地殻・マントル外核内核と中身がぎっしりと詰まっているというのが
地球物理学の研究の結果です。
【物理的性質】


しかし地球内部に空洞があり そこにもう一つの世界が広がると云うのは
なんとも 夢のある話ではありますよね。
宝や埋蔵金、人々の目に触れられたくないもの、隠匿 秘密。
私たちが地底をイメージするとき決まって光の射さない真っ暗な
洞窟や閻魔様の棲む地獄を思い浮かべます。
でも地球内部に燦々と輝く太陽がもう一つ存在したとしたら
地球の内側にも地球表面同様に人々が生活を営む世界が広がって
居るのではないか?とマーシャル・ガードナー。


1920年 彼は新生代洪積世に絶滅していたはずのマンモスの死体の肉が
食してもなんら問題がないくらい新鮮である事に着目した。
無論 大異変で急激な気温の低下の拠るものだとの学会の見解であるが
ガードナーは 譲らないどころか マンモスは地球内部でまだ生息し
潮流にのって地球表面に運ばれてきたものが冷凍保存されたというのだ。

19世紀までの地球空洞説は 単なる推測に過ぎなかった。


1906年
北極探検家に触発されたウイリアム・リードは「両極の原動」の著書の中で
地球内部は空洞で両極に開口部があることを検証的に述べる。
この本は、ノルウェーのフリチョン・ヤンセンの北極探検の不思議な体験に
基づくものである。


1895年4月 ヤンセンは、当時としては最北に到達。
そこで彼がみたものは、北極圏では ありそうにない現象であった。

  • 北極点に近づくほど 温かくなった。
  • 氷雪に 狐の足跡を見る。
  • 飛来する鳥の群れを数多く見かけてた。
  • 開水域の発見 (不凍)
  • 淡水の氷山
  • 砂礫を含む氷
  • 彩雪現象(赤・黄・緑の雪が降る)

リードは これらの現象を こう説明する。

地球内部からの温かい空気は 極点付近を温め 狐の足跡は
内部で生息する生物の一部である。また開水域があるのは
地球内部から暖流が流れてくるためで 淡水の氷山は地球内部の河川が
外に流れ出し氷結したのである。
砂礫の氷山は 内部の火山噴火で噴出した物質が氷結したものであり
彩雪は 内部の植物の花粉が地表に噴出し雪を染めたものである。
地球内部は 中空である。北極と南極には 内部につながる開口部が
あり そこには広大な大陸 海洋 山河があり 植物は生い茂り
動物たちが生息している。我々が知らない種の人間も住んでいるだろう。


またノルウェーの北極点近くに住むある男性の証言によると
彼は その年の夏友人を誘い小さな漁船で伝説の楽園探しの旅にでた。
二人は 北へ北へと進んでいく。
一ヶ月もの航海が続くある日 突然「暑い」と感じた。
海の向こうに山がそびえ その山のある場所から 海水が落ちこんでいる。
(滝?)
船をその方向に進めていくと巨大な渓谷がになり船は地球内部に導かれた。
驚いたことに 頭上には太陽が輝いていた。
地表と同じように そこは陸地と水域に別れ動植物も豊富で おとぎの国の
ようであった。しかし 何故か全てが巨大だった。そして二人は巨人に
であった。彼らはモノレールのような一種の電動式の乗り物で川沿いを
走り町から町に移動していた。巨人は友好的で一年間をそこで過ごし
航路を逆にたどり 地球表面に戻った。
二人は 地球内部の科学の発達と発明に驚嘆していたというのだ。


バードは、アメリカ海軍のハイジャンプ作戦で不思議な体験をした。
バーナードは、リチャード・バード少尉の謎に満ちた探検行をまとめている。
レイモンド・バーナード著書

1926年以降 バード少尉は 飛行機で度々両極探検を行っていた。
1947年
少尉は「ハイジャンプ作戦」を前に妙な事を口走る。
「極点の彼方のあの国をこの目で見たい。あの地域こそ大いなる未知の中心」
バードが離陸しておよそ7時間が経過した頃 急に天候が悪化した。
視界はゼロ、搭乗員の一人がSOSを発信した。
その瞬間 視界が開け全員は驚愕した。
眼下の風景は、極地でありながら 原野や森林・河川が見られ
マンモスのような巨獣が歩いている。
この報告は 無線を傍受した報道機関の記録に残った。
1956年
バードは 南極大陸マクマード基地を出発
ラジオからは、南極探検のニュースが流れる。


1月13日 アメリカ合衆国の南極探検隊は南極点から約640キロの
マクマード基地から 4300キロの探検飛行を達成し極点を越えて
3700キロ地点まで進入した。
しかし極点を越えた3700キロの地点は南極大陸を離を遥かに越えた
海上である。しかもバードの報告では緑地上空を飛行しているというのだ。
またしてもバード少尉は地球内部に入り込んでしまったのだろうか?

「彼の探検は極地の奥深くに進入し地球内部空洞に通じる極の
窪みおよび極の「口」に広がるいかなる地図にも記載されていない
『氷のない世界』に達したものである。」
レイモンド・バーナード

ドイツ海軍もまた空洞地球を信奉した。

ペーター・ベンダーは、ドイツの戦闘機パイロットであった。
終戦までフランスの捕虜収容所で過ごすが その間サイラス・ティードの
空洞説を書いた雑誌「「炎の剣」を読み強く信奉するようになる。
ベンダーは ティードの空洞説に改良を加え新たなる概念が生み出される。
ベンダーの説は 宇宙は極めて小さなもので空洞の地球にすっぽりと
収まっている。人間は、太陽を中心とした球体の内部に住む。
発光する点が 太陽を廻って回転しており この光によりベンダーの
幻の宇宙を信じるようになる。昼と夜は 太陽が宇宙の片側にある結果に
過ぎない。

長文になってしまったので つづく・・・良いところで ごめんなさい!