2005-07-27から1日間の記事一覧

災厄の転嫁と王の身代わり

ある社会において、其の全ての人間が犯した罪や災厄を死に行く神に託された時代がある。死にゆく神は 人々に代わって永遠に災厄を背負う。これによって人々は 常に無垢であり幸福でいられるのである。悲しみや苦痛は、しばしば薪や石を背負うことの苦痛と混…

中世のキリスト教では、人間の暮らしを絶えず脅かす存在として悪魔を登場させている。そのために人々は、定期的に悪魔祓いを行わなければ成らなかった。悪魔は 人々に嫌悪感を起こさせるよう描かれており、悪魔の顔、足 手 胴体 頭などに動物の姿が認められ…