薔薇十字団

薔薇十字団

1614年 ドイツで出版された「世界の改革」の付録の小冊子には
「薔薇十字団」の創設者C・R・Cの生涯が描かれていた。
翌年ラテン語で出版された「薔薇十字団の信条」が出版された。
その後「科学の結婚」が刊行され始めて
クリスチャン・ローゼン・クロイツの名は明らかになる。


1378年 ローゼンクロイツは、貧しい貴族の家庭に生まれた。
不幸にも両親ともに死別 5歳で修道院に入りラテン語ギリシア語を
学び16歳で年長の友人とともに聖地エルサレムへの旅に出る。
友人は 旅の途中キプロスで急死。ローゼンクロイツもダマスカスで
体調を崩しその地で長期間の滞在を余儀なくされる。
しかしクロイツは その期間も無駄には過ごさず 東方の賢者や
神秘主義者との交流をはかる。そんなある日の事彼は、妙な噂を
耳にする。アラビアの地図にも載っていない「ダムカル」と云う謎の
都市があり神秘主義者が集い カバラ ヘルメス主義 錬金術
修行に日夜 明け暮れていると言うのだ。


ローゼンクロイツの心は騒ぐ。もはやエルサレムへの熱はすっかり冷めた。
彼は 迷うことなくダムカル行きを決断する。


    • 折角だから「ドイツ」のついでに時代を遡り薔薇十字団調べてみることにしました。錬金術 ピタゴラス派との関係 インド思想との関連等、できる限り簡略に。(笑)浦沢直樹の"Monster"の何話かを先日TVで見て触発されました。コミックスとは、幾分描き方が違っているようで内容が詳しいのかな?といっても以前読んだコミックスの内容はすっかり飛んでます。