"666"は獣の数字に非ず - 新約聖書に新たな研究結果

賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。
数字は人間を指している。
そして、数字は666である」(ヨハネの黙示録13−18)

自称獣(ケ・ダ・モ・ノ)666のアレイスター・クロウリー
草場の陰で 
「今更 変更なんてありかいっ!」
と云ったとか云わないとか?
ヒトラーやダミアン坊やも立場なしの666


新約聖書の見直しで616と訂正された数字、
切れ味は、かなり悪そうですが 数字を足せば「13」ではないか?
ここで はたっと考える。
13番目が不吉な数字と言うのは ここに根拠があった?
間違って解釈された666なんかよりも根強く生き残っていたと
そう思ちゃっていいですか?
ヘブル文字は数字と対応するのですがそんな学術的なことは
無論トンと解らない私です。。
当時 数字がなかったために、ヘブル文字には、
数字が割り振られていたって事なのですけれどね。
わたくし自分の電話番号も全く憶えられない数字拒否症。
数字については およその方にお任せ。(うふふ)

666(χξs)
616(χιs)

備考:20世紀前半 心霊会きっての大悪人と言ってあげたい
性魔術師アレイスター・クロウリーちゃま。(喜びます)
詩人であり 登山家 神秘主義者 肩書きばかりがずらりと
並んでいるが どこか胡散臭い人。
そこそこ男前であったことは認めますが
首までドップリ浸かるほどのヘロイン常用者。
それにも関わらず1947年、72歳まで生き延びちゃってますね。
最後の最後まで やんちゃを通したのかは疑問ですが、少なくても
その反逆児ぶりから どの組織に属しても鼻つまみ者であったことは 
確かなようです。


戦争と戦略・・・
古代より人類の歴史に刻まれ続けるの戦争の爪痕は
権力争いや土地の奪い合いに拠って繰り返され
現代に至っても何の教訓も生かされてないが実情です。
何故 戦争は起きるのか?と言った問題は ちょっと置いておくとして
先日荒又宏さん監訳の「黒魔術の帝国」を読んだところ
戦争の陰に魔術あり、
そちら方面の方には、そそられる内容で 
こんな わたくしもちょっと興味を持ちました。
アポロン神からの神託を伝える巫女や戦士としてのシャーマン、
日本の忍者 修道僧で戦士でもあったテンプル騎士団
軍事と超能力 現代に至っては 
ビジネスと超能力は切っても
切れない間柄なのかもしれません。
最終的には超自然の力に頼る人間の弱さもちらほら。。
 
十年ほど前だったか?
カイル・マクラクランの「ツインピークス」にはまり
サブリミナル効果によってチェリーパイとアメリカンコーヒー
大量のドーナツで激太りした覚えがありますが
これも某ドーナツ屋の戦略であり黒魔術だったかも知れません。

おっと!話はそれましたが
このツインピークスで一つ思い出したワンシーンがありました。
カイル扮するFBI捜査官が犯人を特定しようと数人を集め
森の中で石投げを始めます。
標的は 確か瓶であったと記憶していますが
このような 阿弥陀くじ的捜査方法もあながち嘘でもないそうですし
霊媒師や占い師が事件解決に一役買ったという話も聞きますね。

実際 この超自然の力がどのように関与し
どの程度信頼性のあるものなのか?
第一次世界大戦および第二次世界大戦に魔術が使用され
効果があったのか否か?つまるところ 私はそこが知りたい!
結論は出ないのでしょうが、関連本読み倒してみようかと思っています。
「黒魔術の帝国」に関して云えばオカルティストの名前が並んでいるだけで
具体的に誰が何時何をしたかと言う事には深く触れておらず欲求不満度炸裂。
結論としては、ナチス・ドイツの戦略の一つである、
占星術や予言(ノストラダムス)は敵国へ心理的影響を与える
情報操作だったと言うことでしょうか?

ところで 
あの時代を生きた能天気なクロウリーはその頃どうしていたのでしょうか?

彼は ビール醸造を家業とした家庭に生まれ
第一次世界大戦中 幸か不幸か徴兵検査に失格するもニューヨークへ渡り 
魔術と「女」に没頭していくが そんな放蕩生活は長くは続かず餓死寸前の
生活苦に陥る。ところがある日 とあるアイルランド人と知り合う事で
ドイツ雑誌「ファザーランド」の専属ライターにおさまってしまう。

その後 OTO(ドイツ秘密情報部設立の魔術師スパイの集団)の一員となり
総帥の地位までも獲得する。
クロウリーは この頃のファザーランドの仕事について
愛国心故 イギリスの利益に繋がる親ドイツの記事を書いたまでと主張する。
生まれ故郷のイギリス情報部は クロウリーとの関係を否定し
クロウリーをけちな売国奴と呼んでいた。

一方第二次世界大戦中 クロウリー
ヒトラーの秘書で副総裁であったルドルフ・ヘスの渡イギリスにも
関与していたとの噂もある。

備考:ルドルフ・ヘス
1941年5月ハミルトン公爵を通じ、当時ドイツと戦争状態にあったイギリスとの
和平を目的にアウグスブルクからメッサーシュミット機でハミルトン公爵の住む
スコットランドのグラスコーへ飛びパラシュート降下をする。
ヘスは、和平提案を告げたが 彼の精神的不安定さを見抜かれ
またドイツ側からの声明でも「ヘスは精神に異常をきたしている」と
発表され ロンドン塔に幽閉された。

結論 
クロウリーをスパイ活動に引き入れる利点は、悪名高き知名度
彼の魔術団体や秘密結社との多くの交流であり 
オカルトが浸透しているこの時代 心理戦略において
それを利用され 結果的には役立っていたのかもしれない。。。
本物のスパイなんてものは地味〜なものです。